スペシャルインタビュー
スペシャルインタビュー 10-FEET
〜北白川ラグの入って右側のミーティングスペース、あそこで東京行きを決意したんです。〜
- 現在レコーディングは続行中ですか?
- TAKUMA(以下T):一旦シングルの制作が終わって、また次の作品に向けてレコーディングの準備を今しています。
- NAOKI(以下N):前にやっていたのは3/25に発売して、とりあえず曲をどんどんレコーディングしていこうと。
- 3/25発売のシングルが「1sec.」ですが、どのような曲でしょうか?
- T&N:KOUICHIさん、どんな感じの曲ですか?
- KOUICHI(以下K):これはねぇ。僕らアメリカ行ってまして。その影響がまんま出ている曲です(笑)
- T:影響受けまくったね(笑)
- K:皆さん聴いてもらったら分かると思うんですけど。それだけホンマに良かったってことです。アメリカの、向こうの音楽に触れられて。
- 西海岸に行かれたのですよね?
- T:そうです。カラッとした感じの気候と人柄と音楽で、ポカポカしてて。それでいい栄養をいっぱいもらったんで。ホンマにかっこいいバンドがいっぱいいて、「こんな音楽やりたいな」ってものがゴロゴロ回りに転がっている環境で。いつもあった、というか。そこに触発されて、自分達なりの、あの国で感じたロックというか、昔から追っかけて来たロック、スタイルみたいなもの。純粋に素直に「こんなんやりたいねん」って感じで作りましたね。
- DVD特典も付くのですね。
- T:初回盤のみで。アメリカのドキュメンタリー映像がDVD特典で付いてます。
- タイトル「1sec.」はどういう意味でしょうか?
- T:「1秒にすべてをかける」ような曲にしたかったのと。向こうの人らって一瞬一瞬を楽しむのがすごい上手で。僕らってけっこう目標をおいて計画立てて、将来のこと考えてという風潮がある国に暮らしていると思うんですよ。彼らは、先のこと先のことを話してそこに向かって進んでいるというよりかは、「毎日毎日をベスト尽くして幸せに生きて行ければ、10年後までそれが続いたら10年後もベストでハッピーな日々を送っている訳だから」という考え方やったんですね。その場だけの快楽主義じゃなくて、長い将来までも、すごい先の未来までベストを尽くし続けるんだっていうエネルギーというか。それがすごい素敵だなと思って。そういうとこからもアイデアとヒントをもらって。そんな思いの曲を作ろう、そういう思いで僕たちもいられたらいいな、っていうような意味合いから生まれた曲です。
- 今回のアメリカは曲作りが目的で行かれたのですか?
- T:ツアーですね。
- ツアーで行った訪問先で触発されて、曲が生まれた、ということですね。
- N:そうです。
- 普段は作詞作曲の方法はどのようにされるのですか?
- T:作詞はレコーディングの直前に、最後に持っていくんですけど。作曲は、叩き台みたいなものを誰かが作って、それを中心にスタジオで長い時間をかけて煮詰めて行く、コトコト煮込んで行くような感じですね。
- 今回はすんなりと曲ができて、という感じでしょうか?
- T:いつもに比べたら僕らにしたら早い方やったんですけど、やっぱり基本難航しますね。最後の最後まで。レコーディング直前まで、当日まで決まらへんことも僕ら多いですね。レコーディング中に変更とかもざらであります。
- これからレコーディングに入られる次の作品については、大体構想が出来ているのでしょうか?
- T:今まさに練ってるとこで、さっきそのミーティングしてきたところなんです(笑)
- 今後のリリース予定はどういう感じでしょう?
- N:まだ分かりませんが、とりあえずいい曲をたくさん作っていこうと思います。
- T:音源をリリースして、またツアー回りたいですね。
- N:音源リリース、、、ま、、、俺ら次第?
- T:俺ら次第(笑)
- 楽しみにしています(笑)。音楽性というところでお伺いしたいのですが、よくレゲエやボッサ等中南米のリズムを取り入れてらっしゃいますね?
- T:顔が全員中南米系なんで(笑)。ボサノバは東京に住んでいた時に聴いてたんです。僕ら東京で友達もいいひんくて、10kgくらい痩せた時期があったんですね。ほんまに孤独で、そのときに僕もうほとんど寝られなかったんですよ。で、寝る時に聴いていたのがボサノバ。ほんまに癒しの音楽やって、本当にいいなぁ、と思って。毛穴から優しいあったかいものが入ってくるような感じで聴いていたから。そのポカポカあったかくて柔らかい感じのものを、あえてスピード感あるところとか、気持ちいい勢いのあるビートに乗せて歌ってみたいなぁ、奏でてみたいなぁ、と思ったのがきっかけですね。
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