スペシャルインタビュー MILKBAR 5/5|スタジオラグ

スペシャルインタビュー
MILK BAR | スタジオラグ
今後のバンドシーンにおいてもPVは必要なものとなってきてますか?
梶谷:なってきてると思うんですけどね。面白いですからね。
映像監督の馬杉さんはどういう監督さんですか?
北小路:素晴らしいですよね。すごく誠実な方ですよね。
梶谷:馬杉さん的にも、「君に涙」とかそうなんですけど、イメージというか絵コンテみたいなものを書いて来てくれはって、馬杉さん側の意見と僕ら側の意見と両方とも言えるので、僕らが一方的に頼んで撮ったというよりも、共同作品みたいになったから、その辺ができる人っていいなと思いましたね。いい意味で意見交換というか討論もしたし、やりやすいというか、楽しかったですね。
撮られる側というのはどんな心境になるんですか?
北小路:やっぱ恥ずかしかったです(笑)
梶谷:「ルーゼ」とかはじめてやったから、もうぎこちないったらありゃしないって感じでしたね。でも2作目は見まくったから、どうしたらちょっとはカッコ良く撮れるのかみたいなのを皆勉強してきてるな、みたいな感じはしたんですけど。してへんつもりでも、ちょっと意識はしとるな、みたいな。全然力も抜き加減が違ったし。恥ずかしいっすよね(笑)
寺田:1作目はほんまやばかったですね。どうしたらいいのか、カメラを向けられても、「カメラを向けられてもな?」って。でも楽しく勉強させてもらいました。
PVもですが、現在はブログやツイッター、マイスペースやオーディオリーフ、FB、mixi等たくさんの情報発信ツールがあります。バンドマンのあり方も一昔前と随分変わった様に思いますが、そのあたりはMILKBARとしてはどのようにお考えですか?
北小路:僕の悪い癖で、個人的な話ですけど、「吐き出しちゃったら終わっちゃう」んですよ。もったいないなって最近思って。ツイッターとかつぶやいてなんぼのものじゃないですか。「アイス食べた」とか「どこどこ行ったよ」とかだったら全然いいんですけど、何か思ったことふわっと書いちゃったりする瞬間があって。あ、消化しちゃったって、それがすごくもったいないんですよね。作り手として、そういうのって本当不健康だなと思って。吐き出しやすいっていうのが本当にアーティストの寿命を縮めるぞと思って。僕はあまり個人として作り手にとってはあんまりいいものじゃないんじゃない?と思ってますね。バンドをやる上にあたって、便利つったら便利なんでね。そこらへんの矛盾があるんで、「要らない」とは言わないけど「嫌い」としか僕は言えないですね。
使いよう、みたいな?
北小路:もうそういうのはメンバーに任せちゃおうかなって思っちゃってるので。メンバーはどう思ってるか分らないですけど。
梶谷:直也はブログとか書かへんしね。僕は好きですからね、ツイッターとか。でも、ツイッター中毒と言われる人いるじゃないですか。1日何回も何回もつぶやく、そういうのはよく分らないですけど、単純にソーシャルなんたら言うんですか?あれとかは楽しいなと思いますけど。FBなんか特に同級生とかね、今こんななってるんや、って気軽に分るんで。
北小路:コミュニケーションツールとしては本当にいいと思いますよ。よく言うじゃないですか、ネットでの繋がりがどうたらこうたらとか。そういうの別にどっちでもいいと思うんでね。それで人が繋がってよしと思うんだったらよし、正解なんだろうと思うし。本当に有ってもいい存在だとは思いますよ。
今後の活動の抱負をお聞かせください。
北小路:次の作品に関して、今もう何を入れようとか初期段階の構成を考えたりしてるんですけど、音楽っていうものをもっと手広く捉えたいなと思うようになってきてて。ギターです、ドラムです、ベースです、それしか弾けないとか、それしかやらないとかっていうのは、あまりにも自分の可能性を減らしちゃってるので、あまり楽器に固執しないものになりたいなと。ライブ1本するに関しても、もっと芸能と芸術っていうのがもっとバランス良くミックスされたものも出したいし、そういう意味で次の作品に関してはもっと音のレンジの幅が広がるものにしようと思ってますね。それと並行して自分達のバンドっていうのも、もっとライブ一つ、活動一つにしても、アーティスティックにやっていきたいなと思ってます。逆にこのバンドって、梶谷もよく言うんですけど、家みたいなものであって欲しい。僕もずっとMILKBARのヴォーカルでいようとは思わないし、皆だって好きなとこ行って好きなことしたらいいし、好きな音鳴らせばいいし、でも帰ってくるところはMILKBARっていうものになれるような活動の仕方はしていこうかなと思ってます。
梶谷:選択肢の多い、アルバムというか音の使い方をしたいなと。色んな選択肢があって、それを全部試した上での一つにしたいなと。今までやってきたのは全部1本拍子やったんで。
北小路:思想としてあまりにロックでパンク過ぎたんですよね。
梶谷:ドラム!ベース!ギター!それで足りひんかったらどこかから入ってもらってっていうのが多かったんですけど、「この曲は俺らパーカッション叩いてもいいんじゃない?」とか「ここ別にベース弾かんでも叩いたらいいんじゃない?」とか。そういう選択肢が色々あった上での、色んなトコから選んで「あ、これやな」っていうような幅広い、レンジが広いというか。「何でもできるねMILKBAR」という感じの作品が作れたらな、とうっすら思ってますね。
北小路:新しいことをしたいという訳じゃないんですよ。新しいことなんかしたくはないけども、同じ年齢で同じ性別で同じ楽器で同じ空間で同じ音でやっても、「あれ?全然MILKBARにならない」っていう、僕らの出す人間くさい感じの空気感で音は作りたいなと。そういうのが唯一無二になれたらいいなと思いますね。誰も真似出来ない、同じことやってんのに同じになんないなっていうところまで行けるようになれたらなと。
最後に若きバンドマン達に応援メッセージをお願いします。
北小路:僕先輩後輩っていう間柄大嫌いなんで。。元気でいてくれたらいいんじゃないかな(笑)
梶谷:考え過ぎないことじゃないですかね。考え過ぎずに、本来やっぱり楽しくやってるだけですね。バンドってずっと続けていったら色んなことあると思うんですけど、悩んだりとかね。やめてしまったら終わりやと思うんで。僕らもやめようと思ってましたから、はじめは。やめてしまったらもう終わっちゃうんで、続けて、続けるためにあんまり考えずに、元気で、楽しんでやったらいいんじゃないですかね。無理しないことですね。解散するくらいやったら休止するのがいいよね。やめてしまったら意味ないと思うんで、本当に。
北小路:もっとつーんとしとけばいいんじゃない。例えば小倉君がすごく有名な方で売れてはるとして、すごく好きなんですけど、サインくれなんて言いたくないんですよね。どんだけ売れてなくても売れてる人でも、同じアーティストじゃないですか。板の上たてば一緒じゃないですか。サインくれとか言うのが、自分がこの人に一生勝てへんとか負けた気がするし、あんまり好きではないので、単純にもっとつんつん元気に生きてくれたらいいんじゃないかな。もっとアーティストとして皆健康な状態で皆いられたらいいんじゃないですかね。
ありがとうございました!
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