スペシャルインタビュー my-Butterfly 3/6|スタジオラグ

スペシャルインタビュー
my-Butterfly | スタジオラグ
同期を多用されるということですが、どのような使い方をされますか?
Tac:いわゆる上モノという解釈ではないかも知れないですね。アーティストによって使い方も様々ですけど、超リズム感の良い5人目のプレイヤーがパソコンの中にいる感じですね(笑)鍵盤のプレイヤーが欲しかったというのはすごくあったんですけど、そう言いながらももう活動は進んでしまってもいますし、だからって妥協した訳ではないんですが曲を作った時に鍵盤の音は僕の中ですごく重要で。ピアノにしても、シンセにしても。メインメロディを奏でてることも多かったりしますし。エンジニア泣かせですよね(笑)
阪本:聴かせどころがいっぱいあるから、整理して優劣つけて、それでもやっぱり全体のサウンド感で言うと全部聞こえてないとダメなバンドサウンドなんで。優劣つけながらも引き過ぎない出し過ぎない、でも聴こえるものはちゃんと聴こえる、そういうのをちょっと半泣きになりながら作業しました(笑)
Tac:録りまでは他のバンドと何ら変わらないでしょうけど、ミックスと歌入れの時に、色々付き合ってもらったね(笑)
阪本:色んな「事件」が起こるんですよね。
一昨年に西川貴教さんやUVERworldさんと共演されたんですね?
Tac:Zepp Sapporoでのイベントに呼んでいただいたんです。僕も古くからUVERのメンバーと親交があって、ChiakiもUVERのメンバーの直属と言うかすごく近い後輩だったりとかして、ずっと目にかけてもらってたところに、ちょっとだけチャンスをいただいた感じです。その時の感触が良過ぎて今でも早くあの景色を自分たちでも掴めるようにってUVERのメンバーに夢見させてもらった感じですね。馬の目の前に人参ぶら下げるじゃないですけど(笑)でも本当に色んな意味で背中を見させてもらってる偉大な先輩です。
結成1周年から「BUTTERFLY EFFECT」というイベントを主催されていますが、どのようなコンセプトでしょうか?
Tac:僕らの場合は横の繋がりのバンドのイベントだったりツアーだったり、そういう部分でステージに立つ機会をずっと与えてもらってばかりの活動を最初の頃にずっとしていたんです。前からもイベントとかやらないの?って言われていて、そこに価値をあまり魅力を感じてなかったんですけど、活動し始めて1年経った時に、横の繋がりで助けてもらったりしてくれたアーティスト達に、自分達がお客さんを集めた上でイベント出てもらって恩返し出来たらと思って始めたイベントです。言うのは簡単でいっつも四苦八苦させられてますけどね(笑)
どれくらいのスパンでやってますか?
Tac:4ヶ月に1度です。小さなこだわりかも知れないですけど、5月の末日、9月の末日、1月の末日と日にち指定で毎年やってきて、平日とか週末とか祝日とか関わらず。大抵イベント組む時とかアーティスト側、主催側からすると週末で少しでも集客を考えるんでしょうけど、僕が学生の時とかに好きなアーティストのライブやイベント行く時には、曜日のこととか気にしなかったなと。好きなアーテイストだったら行くなと思って。好きだったら曜日関係なく行くし、曜日気にしても来ない人は来ないだろうし、曜日関係なく来てもらえるアーティストにならないと駄目だなっていう思いもあったりして。自分らに対する挑戦っていう意味もあって、定期的なイベントの打ち出し方はしています。
場所は決まったハコでやっているのですか?
Tac:最初の2年間はずっと心斎橋CLUB DROPでやらせてもらってたんですけど、今年3周年で東京のO-Crestで初めてやらせてもらったり、今年からは大阪MUSEで、CLUB DROPより少し大きいハコでトライしてみようかなと思ってます。会場もどこでもいいとは思ってなくて、やっぱり所縁のあるところでやりたかったり。商業的な部分も必要だし考えていかなければいけないことではあるんですけど、気持ちを全面に打ち出せたらなと思ってやっているイベントです。
次の開催は決まっていますか?
Tac:9月30日に大阪MUSEです。
リリースについてお伺いしたいと思います。今回そして前回と、すべて異例のDVDシングルとしてリリースされていますね?
Tac:単純に生き残るためには、というのを僕らなりに考えたところなんですけど。流通とか、ちゃんとプレスした音源とかを出さずにここまで来たので、何をどんな形で世に出すにしても「初めての作品」、「新人アーティスト」として扱われるって考えた時に、インディーズであっても成績という部分は気にしなきゃいけないし、回りにも気にされるところなので。新人アーティストでも注目を浴びるには、というのを考えると、他人と違うことをしなきゃいけないなって。あと僕らの魅力って、自分達なりの解釈ではあるんですけど、やはりライブ感というか。楽曲にも気持ちも持ってるしライブにも気持ちも持ってるし。よくありがちな、ライブを見てCD買ったけどライブの方が良かった、その逆で音源がめっちゃいいから買ってライブ行ってみたけど音源の方が良かったなっていう。この2パターンの意見ってよく耳にするし、最初から映像として出せたら大きなギャップが出来るだけ少ない状態でオーディエンスに届けられるんじゃないかって考えて。あとは僕が曲を書いている早い段階で画がイメージとしてあったっていうのも大きいですね。この曲のここはああゆうシーンでとか。それでDVDという作品の形に辿り着きました。
1stを出してみて、実際その反応というのはねらい通りでしたか?
Tac:100%手放しで喜べるという反応という訳ではないですけど、ありがたいことに大なり小なり反応はあって。自分達的にもリリースに関わってくれた大人の方々には申し訳ないとは思っていますし直接この思いは先に伝えた上で制作させてもらいましたけれど、最初は名刺代わりかなと思っていた部分は最初から自分ら的にはあって。今後かなというところで、やっと2作目なんです。本当に色んな方々の尽力があっての今作ですね。